慣用句

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足を棒にする(あしをぼうにする)

「足を棒にする」の意味足を棒にする(あしをぼうにする)は、足がこわばるまで歩きまわる、という意味の慣用句です。長い時間歩き続けると、足の筋肉が疲労により硬直して(こわばって)曲げることができない状態になります。そのような状態を「棒」にたとえ...
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足が棒になる(あしがぼうになる)

「足が棒になる」の意味足が棒になる(あしがぼうになる)は、足が疲れてこわばる、という意味の慣用句です。長い時間、歩き続けていたり立ったりしていると、足の筋肉が疲労により硬直して(こわばって)曲げることができない状態になります。そのような状態...
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一目置く(いちもくおく)

「一目置く」の意味一目置く(いちもくおく)は、自分よりすぐれている者に敬意を払う、という意味の慣用句です。「一目」というのは、一つの碁石または碁盤上の一つの点という意味です。囲碁の対局では、弱いほうが先に一目石を置いて先手になります。つまり...
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焼きが回る(やきがまわる)

「焼きが回る」の意味焼きが回る(やきがまわる)は、頭の働きや腕前が衰える、という意味の慣用句です。「焼き」とは、刀鍛冶の用語で、刀の刃を熱して水で急に冷やして丈夫にすることです。この焼きで火が回りすぎると、かえって切れ味が悪くなってしまいま...
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辻褄が合う(つじつまがあう)

「辻褄が合う」の意味辻褄が合う(つじつまがあう)は、筋道・理屈が通る、という意味の慣用句です。「辻」は縦横の縫い目が十字に交差するところ、「褄」は着物の裾の左右両端の部分で、どちらも裁縫に関係する用語です。着物をつくるときには「辻」も「褄」...
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手薬練引く(てぐすねひく)

「手薬練引く」の意味手薬練引く(てぐすねひく)は、十分用意して待ちかまえる、という意味の慣用句です。「くすね(薬練/薬煉)」というのは、松脂(まつやに)を油で煮て練ったもので、弓弦(ゆみづる)などの補強剤として使われたものです。また、合戦な...
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御株を奪う(おかぶをうばう)

「御株を奪う」の意味御株を奪う(おかぶをうばう)は、ある人が得意なことを別の人がうまくやる、という意味の慣用句です。江戸時代、ある種の業種を「株仲間」と呼ばれる公認の同業組合が独占していて、その株仲間の一員としての特権を「株」と呼んでいまし...
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一か八か(いちかばちか)

「一か八か」の意味一か八か(いちかばちか)は、運まかせで事を行うさまを意味する慣用句です。一説によれば、丁半博打〔=サイコロを二つ振って目の合計が偶数(丁)か奇数(半)かを当てる賭博〕で、「丁か半か」と言っていたのが、「丁」「半」の字の上部...
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うだつが上がらない(うだつがあがらない)

「うだつが上がらない」の意味うだつが上がらない(うだつがあがらない)は、いつまでも良い境遇になれない、という意味の慣用句です。この慣用句の由来には諸説あります。一つは、「うだつ」は、「梲」〔=梁の上に立てて棟木を支える短い柱〕のことで、上に...
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足元を見る(あしもとをみる)

「足元を見る」の意味足元を見る(あしもとをみる)は、相手の弱いところにつけ入る、という意味の慣用句です。昔、駕籠(かご)かき〔=駕籠を担いで人を運ぶ職業の人〕が旅人の疲れ具合をその足元を見て判断し、疲れた客には高い値段を払うように交渉しまし...