「情けは人の為ならず」の意味と使い方

「情けは人の為ならず」の意味

情(なさ)けは人(ひと)の為(ため)ならず

他人に情けをかけておくと、めぐりめぐって自分のためになる。

「人の為ならず」は、「人のためではなく自分のためである」と理解します。

つまり、このことわざは、困っている人や弱い立場の人に同情して助けたりしてあげれば、やがて自分の身に返ってきてよい結果をもたらすという意味を表しています。

よくある間違いは、他人に同情の手をさし伸べるとその人が自立しようとしなくなるのでよくない、という意味に解釈することです。

「人の為ならず」ということばを「その人のためにならない」と誤解しないように注意しましょう。

「情けは人の為ならず」の使い方

上で解説したように、このことわざは「情けをかけておくと結局は自分のためになる」という意味で用います。

「情けはその人のためによくない」という意味で用いることはできません。

(誤) 情けは人の為ならずで、お金を貸さないほうが彼のためになると思った。

(正) 情けは人の為ならずで、他人には親切にしておくものだ。