「夫人」と「婦人」の意味の違い
【夫人】他人の妻
【婦人】成人した女性
「夫人」も「婦人」も、どちらもフジンと読む同音異義語です。
「夫人」は、他人の妻に対する敬称です。手紙文では、「令(れい)夫人」と書くこともあります。英語に訳すと、wife、Mrs.になります。
もとは高貴な人の正妻を指す語でした。現在では、名字や役職名などにつづく接尾語として用いることが多い語です。
「婦人」は、成人した女性を意味する語です。社会的になんらかの役割を負う女性という意味を含んでいます。英語に訳すと、lady、womanになります。
「夫人」の使用例
- 夫人同伴
- 安倍夫人
- 社長夫人
- 大統領夫人(=ファーストレディ)
「婦人」の使用例
- 婦人服
- 婦人科
- 婦人警官
- 職業婦人〔=働く女性のこと〕