「僥倖」という語は、ギョウコウと読み、思いがけない幸運という意味をあらわします。「僥」は「もとめる」、「倖」は「思いがけないしあわせ」という意味です。
用例:「僥倖に恵まれる」「僥倖をたのむ」「僥倖を得る」「僥倖を当てにする」「僥倖心」
「僅ばかりでも彼が月給を取るようになったのは、養父母に取ってむしろ僥倖といわなければならなかった」(夏目漱石『道草』)
類語:棚牡丹(たなぼた)、紛れ(まぐれ)、儲け物(もうけもの)、紛れ幸い(まぐれざいわい)、零れ幸い(こぼれざいわい)、勿怪の幸い(もっけのさいわい)