「次ぐ」と「継ぐ」の意味の違い
【次ぐ】すぐあとに続く
【継ぐ】前者のあとを受ける
「次ぐ」も「継ぐ」も、どちらもツグと読む異字同訓の語です。
「次ぐ」は、時間的にすぐあとに続いて起こることや、なにかのすぐ下に位(くらい)することを意味します。
「継ぐ」は、前の者が残した体制や地位などを、後の者が引き受けることを意味します。継承。また、つなぎ合わせるという意味もあります。この意味で用いるときは、「接ぐ」とも書きます。
「次ぐ」の使用例
- 前回に次いで今回も
- 首位に次ぐ好成績
- 会長に次ぐ地位
- 不幸に次ぐ不幸
「継ぐ」の使用例
- 家業(遺産)を継ぐ
- 意志を継ぐ
- 布を継ぐ(継ぐ)
- 言葉を継ぐ(接ぐ)
- 木に竹を継ぐ(接ぐ)〔=調和せず、ちぐはぐなことのたとえ〕