「世」と「代」の違い

異字同訓

「世」と「代」の意味の違い

【世】世間・社会、一生

【代】ある人物や家系が統治していた期間

「世」も「代」も、ともに「」と読む異字同訓の語です。

「世」は、人々が暮らしている場、世間、社会といった意味です。人が生まれてから死ぬまでの期間、一生という意味で用いられることもあります。

「代」は、ある人物やある家系が国を治めていた歴史上の一時期を意味します。時代。この意味で「世」を用いることもあります。

たとえば、「明治の」という場合、「世」と「代」のいずれを当てるかで意味に違いが生じます。

「明治の世」だと、明治時代の世間・社会といった意味になります。

「明治の代」だと、明治天皇が君主であった期間という意味になります。

「世」の使用例

  • 世の中
  • 世にはびこる
  • 世を渡る/世渡り
  • あの世/この世
  • 我が世の春
  • 世が世ならば〔=自分の得意な時期であったならば〕
  • 世に出る〔=世間に認められる〕
  • 世も末〔=世の中がよくなりそうにない〕
  • 世を挙げて〔=みなが同じようにする〕
  • 世を去る〔=死ぬ〕

「代」の使用例

  • 徳川の代(世)
  • 神代(かみよ、じんだい)〔=神話の時期〕
  • 君が代(きみがよ)〔=天皇の治世〕
  • 御代(みよ)〔=天皇の在位期間〕