「造作(ぞうさ、ぞうさく)」の読み分け

「造作」の読み方と意味

【ぞうさ】手間、もてなし

【ぞうさく】建物内部を仕上げている物

「造作」という語は、読み方によって意味が異なります。

「ぞうさ」と読む場合は、なにかをすることを表しており、そこから、手間やめんどうといった意味で用いられます。もてなしという意味で用いられることもあります。「雑作」と書くこともあります。

「ぞうさく」と読み場合は、つくること(製作)・つくり(構造)を表しており、そこから、家を建てることや、建物内部を仕上げている物の総称を意味します。建具・畳・床板・階段・造り付け家具など。また、比喩的に顔のつくり・目鼻立ちと言った意味で用いられることもあります。

「造作(ぞうさ)」の使用例

  • 造作をかける
  • ご(御)造作にあずかる〔=おもてなしを受ける〕
  • 造作無い〔=たやすい〕
  • 無造作(むぞうさ)〔=たやすいこと・さま〕

「造作(ぞうさく)」の使用例

  • はなれを造作する
  • 造作家具
  • 造作に凝る
  • 造作買取請求権
  • 顔の造作が立派だ
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