紛らわしい語

「預金」と「貯金」の違い

投稿日:2016年7月12日 更新日:

「預金」とは、お金を預(あず)けること、または預けたお金のこと。

「貯金」とは、お金を貯(た)めること、または貯めたお金のことを意味します。

 

「預金」はお金をあずけるという意味ですが、ふつう銀行などの金融機関にお金をあずけることを指し、友人・知人にお金をあずけることを「預金」とは言いません。

「貯金」は広くお金を貯めておくことを意味しますから、「預金」も「貯金」の一種であると言えます。

しかし、自分のタンスや貯金箱にお金をたくわえておくのは、「貯金」と言うことはできても「預金」とは言えません。

「預金」には、自分でたくわえるという意味がないからです。

 

以上の意味から、金融機関にお金をあずける場合は、「預金」でも「貯金」でもどちらでも同じことのように思えますが、一般には、預け先の金融機関の違いによって二つのことばを使い分けています。

すなわち、銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫にお金をあずけるときには「預金」の語が用いられ、ゆうちょ銀行(郵便局)やJAバンク(農協)、JFマリンバンク(漁業協同組合)にあずけるときには「貯金」の語が用いられています。

このように二つの語を使い分ける理由は、それぞれの業務を規律する法律によって呼び方が違うためです。

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