「収まる」「納まる」「治まる」「修まる」の意味の違い
【収まる】きちんと入る、元どおり安定する
【納まる】金品が受け取られる、落ち着く
【治まる】平穏になる、よくなる
【修まる】態度・行いがよくなる
「収まる」「納まる」「治まる」「修まる」は、いずれもオサマルと読む異字同訓の語です。
「収まる」は、中にはいりきるという意味や、安定した状態に戻るという意味をあらわします。前者の意味では、「納まる」に言い換えることができます。
「納まる」は、金品が受け取られる、納入されるという意味や、ある場所や地位に落ち着くという意味に用いられます。
「治まる」は、世の中が平穏になる、痛みなどがよくなるの意味。
「修まる」は、人の態度や行いが良くなるという意味です。
「収まる」の使用例
- 本棚に収まる(納まる)
- 元の鞘(さや)に収まる(納まる)
- 写真に収まる(納まる)
- 混乱が収まる
- 波が収まる
- 汗が収まる
「納まる」の使用例
- 国庫に納まる
- 社長の椅子に納まる
- 腹の虫が納まら(収まら)ない
「治まる」の使用例
- 国が治まる
- 痛みが治まる
「修まる」の使用例
- 身持ちが修まる
- 素行が修まる