「生家」と「実家」の意味の違い
【生家】 生まれた家
【実家】 他家に入った者の生家
「生家(せいか)」は、その人が生まれた家という意味です。ショウカと読むこともあります。
「実家(じっか)」は、「生家」と同じ意味で用いられるほか、とくに婚姻や養子縁組によって他家に入った者の生家を意味することもあります。
ちなみに、嫁(婿)入り先の家は「婚家」、養子先の家は「養家」といいます。
「生家」の使用例
- 太宰治の生家
- 生家はリンゴ農園を営んでいる。
「実家」の使用例
- 実家を出る(継ぐ)
- 実家に帰る(戻る)
「実家」の定義
「実家」という語には、その人の実の父母の家というニュアンスがあります。
たとえば、生家である建物に父母がいまだ住んでいるか、あるいは、父母がその建物を保有している場合は、その人の実家であるといえます。
逆に、父母が生家である建物を手放してしまった場合は、その建物は生家とはいえますが、実家ということはありません。