「炭」「灰」「煤」の意味の違い
【炭(すみ)】木の燃え残り
【灰(はい)】物が燃焼して残る粉末状の物
【煤(すす)】煙のなかの黒い微粒子
「炭(すみ)」と「灰(はい)」と「煤(すす)」は、いずれも何かを燃やした後にできる物で、次のように区別されます。
「炭」は、木の燃え残りを指します。とくに木を蒸し焼きにして炭化した物は、主に燃料として利用されます。
「灰」は、物が燃焼しつくした後に残る粉末上の物を指します。草木を燃やしてできた灰は肥料になります。また、「炭」を完全に燃焼させると「灰」になります。
「煤」は、油やロウソクなどを燃やすときに煙といっしょに出る細かな黒い微粒子を指します。炭素化合物が不完全燃焼してできます。「煤」は、墨(すみ)の原料になります。
「炭」の使用例
- 炭で焼き鳥を焼く
- 炭焼き小屋
「灰」の使用例
- かまどの灰
- 火山灰
- 灰になる〔=死ぬ〕
「煤」の使用例
- ロウソクの煤