「後世」と「後生」の意味の違い
【後世】のちの時代
【後生】あとから生まれる(学ぶ)人
「後世」も「後生」も、ともにコウセイと読む同音異義語です。
「後世」は、自分たちが死んだのちの時代を意味します。後代。対義語は「前世」。
「後生」は、自分のあとから生まれる人、あるいは学ぶ人を意味します。後輩、後進。その後の人生という意味で用いるのは誤りです。
なお、「後生」にはゴショウと読むこともあり、その場合には死後に生まれる世界、来世(らいせ)を意味します。
「後世」の使用例
- 後世に名を残す(とどめる)
- 後世に伝える
「後生」の使用例
- 後生を育成する
- 後生おそるべし〔=後生は、大物になるかもしれないから、あなどることはできない〕