「沸く」と「湧く」の意味の違い
【沸く】煮える
【湧く】さかんに出てくる、発生する
「沸く」も「湧く」も、どちらもワクと読む異字同訓語です。
「沸く」は、水などが十分に熱せられることによって煮えた状態になることを意味します。沸騰。また、熱中したり興奮したりすることを意味することもあります。
「湧く」は、地中から何かの液体がさかんに出てくる、あるいは、何かが自然に発生するという意味です。ある気持ちが自然に起こるという意味にも用いられます。「涌く」と書くことも。
「沸く」の使用例
- お湯が沸く
- 風呂が沸く
- 議論が沸く
- 場内が沸く
- 観衆が沸く
「湧く」の使用例
- 温泉が湧く
- 雲が湧く
- うじが湧く
- 興味(希望)が湧いてくる
- 実感が湧かない
- 降って湧いたような〔突然現れるさま〕