「読む」と「詠む」の意味の違い
【読む】文字を見て意味をとる、発音する
【詠む】詩歌をつくる
「読む」と「詠む」は、どちらもヨムと読む異字同訓の語です。
「読む」は、文字や記号・図表などを見てその意味をとる・理解すること、あるいは、それを発音することを意味します。そこから、目に見える事柄から内心を推察したり、将来の動向を予測することを意味することがあります。また、数をかぞえる意味もあります。
「詠む」は、和歌や俳句などの詩歌をつくることを意味します。
なお、漢字や漢文を訓で表すことを「訓(よ)む」と書くことがあります。
「読む」の使用例
- 本を読む
- グラフ(目盛)を読む
- 大きな声で読む
- 経を読む
- 相手の心(腹)を読む
- 流行を読む
- 行動を読まれる
- 10手先まで読む〔=先の手を考える〕
- 票を読む
- さばを読む〔=数をごまかす〕
- 読んで字の如(ごと)し〔=書かれてあることがすべてで他意はない〕
「詠む」の使用例
- 歌(一首)を詠む