「火」と「灯」の意味の違い
【火】物が燃える現象
【灯】照明となる光
「火」と「灯」は、どちらも「ひ」と読む異字同訓の語です。
「火」は、物が燃えて光や熱が出る現象を意味します。ほのお。また、比喩的に激しい感情を意味することもあります。
「灯」は、照明とするための光を意味します。火が出す光とはかぎりません。あかり、ともしび、灯火。また、比喩的にそれを守ろうとする活動や心を意味することもあります。
「火」の使用例
- 火が出る(消える)
- 火がゆれる
- 火に当たる
- 火に掛ける
- 火を付ける
- 火を通す〔=熱を加える〕
- 火の粉(こ)
- 火の車
- かがり火
- 胸(情熱)の火
- 火に油を注(そそ)ぐ〔=勢いを強くする〕
- 火を見るよりも明らか〔=疑う余地なく明らかなさま〕
- 顔から火が出る〔=恥ずかしくて顔が真っ赤になる〕
「灯」の使用例
- 灯をともす
- 灯がともる
- 町の灯
- 伝統の灯を守る