「留まる/留める」と「止まる/止める」の意味の違い
【留まる/留める】そこから移動・変化しなくなる
【止まる/止める】そこで終わる、その域を出ない
「留まる/留める」と「止まる/止める」は、ともに「とどまる/とどめる」と読む異字同訓の語です。(「とまる/とめる」という読み方もあります。)
「留まる/留める」は、その場所や状態から移動・変化しなくなる、移動・変化をさせなくするという意味です。残留。
「止まる/止める」は、物事がそこまで進行して終わる・やめる、あるいは、その域を出ない・その程度におさめるという意味です。
なお、一時的にそこから動かなくなる・させるという意味で、「停まる/停める」の語を用いることもあります。
「留まる/留める」の使用例
- その場に留まる
- 社員を現地に留める
- 足を留める
- 首位に留まる
- 現職に留める
- 原形(名残)を留める
- 心に留まる
- 記憶(記録)に留める
「止まる/止める」の使用例
- わずかな増加に止まる
- ヒントを出すに止める
- 6位に止まる
- 私見に止まる
- 被害を最小限に止める
- 思い止まる
- 押し止める
- それだけに止まらない
- 止まるところを知らない〔=いつ終わるのかわからない〕