「止める」「留める」「泊める」の意味の違い
【止める】動かないようにする、終わらせる
【留める】固定する、印象づける
【泊める】宿泊させる、停泊させる
「止める」「留める」「泊める」は、いずれも「とめる」と読む異字同訓の語です。
「止める」は、動いているものを動かない状態にする、続いていたものをそこで終わらせるという意味です。
一時的に動かないようにする場合には、「停める」を用いることもできます。
「留める」は、離れないように固定する、忘れないように印象づけるという意味です。
「泊める」は、自宅に他人を入れて夜を過ごさせる、あるいは、港に船を入れるという意味です。
なお、人が何かをしようとするのをやめさせるという意味で「とめる」という場合には、「止」「留」のどちらも用いることができます。
「止める」の使用例
- 息を止める
- 車を止める(停める)
- 流れを止める
- 通行止め
- 痛み止め
- 突き止める
- 食い止める
- 消し止める
- 射(い)止める/撃(う)ち止める
- 息の根を止める(いきのねをとめる)〔=殺す〕
- 外出を止める(留める)
- けんかを止める(留める)
「留める」の使用例
- ピンで留める
- 目に留める
- 気に留める
- 心に留める
- 書き留める
- 一命を取り留める
- 仕留める
- 留め金(とめがね)
- 局留め
- 引き留める(引き止める)
「泊める」の使用例
- 友人を自宅に泊める
- 港に船を泊める