「伺う」と「窺う」の意味の違い
【伺う】聞く・訪れるの謙譲語
【窺う】そっと見る、様子を探る
「伺う」と「窺う」は、どちらも「うかがう」と読む異字同訓の語です。
「伺う」は、「聞く・尋ねる」または「訪れる・訪ねる」の謙譲語です。自分をへりくだるときに用います。
「窺う」は、そっとのぞいて見ると意味です。そこから、ひそかに相手の様子を探る、注意深く観察するという意味に用いられます。機会をじっと待つ、狙った目標を目指すという意味で用いられることもあります。
「伺う」の使用例
- 御意見を伺う
- お礼に伺います
- お伺いを立てる
「窺う」の使用例
- 部屋の中の様子を窺う
- 顔色(様子)を窺う
- 競合他社の動向を窺う
- 攻撃の機(すき)を窺う
- 出番を窺う
- 横綱昇進を窺う
- 苦労の跡が窺われる〔見られる・察せられる〕
- 複数人の関与を窺わせる〔=それとなく察知させる〕