「生かす」と「活かす」の意味の違い
【生かす】命を保たせる、役立たせる
【活かす】良さを引き出す、能力を発揮させる
「生かす」と「活かす」は、ともに「いかす」と読む異字同訓の語です。
「生かす」は、命を保たせるという意味で、瀕死のものを生き返らせたり、殺さずに生き長らえさせたりすることを表す場合に用いられます。そこから、無駄にすることなく役に立たせるという意味にも用いられます。
「活かす」は、そのものの良さ・能力を十分に引き出す・引き立たせるという意味です。
活用する、有効に使うという意味では、「生かす」と「活かす」のどちらも用いることができますが、「生かす」の場合には無駄にしないというニュアンスが、「活かす」の場合には能力を存分に発揮させるというニュアンスがあるといえます。
「生かす」の使用例
- 魚を生かす
- 生かしておけない
- 廃品を生かす
- 教訓(経験)を生かす
- 時間(チャンス)を生かす
「活かす」の使用例
- 持ち味(才能・個性)を活かす
- 地の利を活かす