「おざなり」と「なおざり」の意味の違い
【おざなり(御座成り)】その場かぎりの対応をする
【なおざり(等閑)】深く気にかけない
「おざなり」と「なおざり」は、語形も意味も似ていますが、ニュアンスが微妙に異なることばです。
「おざなり(御座成り)」は、その場かぎりの間に合わせの対応をすること・さまを意味します。当座だけとりつくろっいて、実はいいかげんであることです。
「なおざり(等閑)」は、深く気にかけなかったり、いいかげんに放っておいたりすること・さまを意味します。おろそか、ぞんざい、とうかん、粗略。
どちらも基本的に「いいかげん」というニュアンスがありますが、「おざなり」のほうは一応は対応をするのに対して、「なおざり」のほうは対応をしないか粗末であるという違いがあります。
「おざなり」の使用例
- おざなりを言う
- おざなりな挨拶
- 面接でおざなりな対応をされる
「なおざり」の使用例
- 警告をなおざりにする
- なおざりな返事
- しつけを等閑にする