「採決」と「裁決」の意味の違い
【採決】表決の手続きをする
【裁決】道理を明らかにしてさばく
「採決」も「裁決」も、どちらもサバクと読む同音異義語です。
「採決」は、会議体において議案の採否を決定するため、議長が各構成員に対して賛否の意思表示をする(表決する)ように求める手続きを指します。決(けつ)をとる。
「裁決」は、物事の道理を明らかにして示すことによって、事案を裁く行為を指します。とくに、行政機関の処分・決定に対する不服申し立てに対して、行政機関が下す判断を意味します。裁定(さいてい)。
「採決」の使用例
- 法案を採決する
- 強行採決
「裁決」の使用例
- 上司に裁決してもらう
- 裁決を仰ぐ
- 裁決流るる如し〔=てきぱきとさばいて滞らない〕