「即する」と「則する」の意味の違い
【即する】現実の事態に合わせる
【則する】基準にして従う
「即する」と「則する」は、ともにソクスルと読む同訓異字の語です。
「即する」は、理論やたてまえといったものにとらわれることなく、その時々の事態にぴったり適合・適応させるという意味です。
「則する」は、ある事柄を基準としてそれに従うという意味です。理論・規則・手本といったものをよりどころとして何かをするということです。「則(のっと)る」と読む場合も同義。
「即する」の使用例
- 現実に即する
- 変化に即する
- 生活に則する
- 事実に即して考える
- 実情に即して対処する
- 時代に即した教育
「則する」の使用例
- 法に則する
- 社会規範に則する
- 基本方針に則する
- 前例に則して行う