「御株を奪う」の意味
御株を奪う(おかぶをうばう)は、ある人が得意なことを別の人がうまくやる、という意味の慣用句です。
江戸時代、ある種の業種を「株仲間」と呼ばれる公認の同業組合が独占していて、その株仲間の一員としての特権を「株」と呼んでいました。その「株」が「御株」となって、その人の得意とする芸を意味するようになりました。
その「御株」を「奪う」ということで、ある人が得意とする芸などを別の人が取って代わってする、うまくやってのけるということを表します。相手の面目を潰すというニュアンスがあります。
「御株を奪う」の使用例
・「後輩にハムスターのものまねの御株を奪われたのがくやしい。」
「御株を奪う」の類似表現
- 人気をさらう(にんきをさらう)