「香り/香る」と「薫り/薫る」の意味の違い
【香り/香る】よいにおい(がする)
【薫り/薫る】それらしい趣(がある)
「香り/香る」と「薫り/薫る」は、ともに「かおり/かおる」と読む異字同訓の語です。
「香り/香る」は、鼻で感じられるよい匂い(がすること)を意味します。感覚的な匂いについて用いられます。
「薫り/薫る」は、どことなく匂うという意味です。主に比喩的・抽象的な表現で用いられて、それらしい趣(がある)という意味を表します。
「香り/香る」の使用例
- 茶(ジャスミン)の香り
- 梅の花が香る
「薫り/薫る」の使用例
- 文化の薫り
- 初夏の薫り
- 風薫る五月