「なさる」の意味
なさる(為さる)
意味:「(~)する」の尊敬語
「する」という動詞を「なさる」に変えると尊敬を表すことができます。
「仕事する」「ゴルフする」のような複合語であっても、「仕事なさる」「ゴルフなさる」のような形にして尊敬語に変えることができます。
複合語の場合には、「お(ご)~なさる」の形で用いることも多くあります。「お喜びなさる」「ご到着なさる」など。
同じ役割を担う尊敬語として、「(~)される」「お(ご)~になる」があります。
「なさる」の使い方
目上の人の行為「(~)する」を「(~)なさる」に変えて尊敬の意味を表します。
お客様が試着をなさる。
どうなさいましたか。
大学で経済学を専攻なさったそうですね。
休日をエンジョイなさってください。
「お(ご)~なさる」の形で用いられることもあります。
ご両親もさぞお喜びなさったことでしょう。
もうすぐお客様がご到着なさいます。
「なさる」の命令形「なさい」は、敬意がないので、目上の人に対して用いることは適切ではありません。
好きなようになさい。
もう遅いから帰りなさい。
「なさる」の類似表現
- (~)される〔=「(~)する」の尊敬語〕
- お(ご)~になる〔=「(~)する」の尊敬語〕
- あそばす〔=「する」の尊敬語〕