「お越しになる」の意味
お越しになる(おこしになる)
意味:「行く・来る」の尊敬語
「御越し(おこし)」は、「行くこと・来ること」の尊敬語です。
「お越しになる」の形で、「行く・来る」の尊敬語になります。
同じ「行く・来る」の尊敬語である「行かれる・来られる」よりも敬意が高く、「いらっしゃる」「おいでになる」よりもやや敬意が高い表現です。
「お越しくださる」「お越しいただく」の形や、「お越しの(名詞)」の形で用いられることもあります。
「お越しくださる」「お越しいただく」は、「お運びくださる」「お運びいただく」としても同じ意味の尊敬語になります。
「お越しになる」の使い方
目上の人が「行く・来る」ことの尊敬語として用いられます。
市長は、現地へお越しになる予定です。(行く)
面接会場にお越しになる折は、履歴書をご持参ください。(来る)
相手に赴(おもむ)いてもらう・赴いてくれるときには、「お越しくださる」「お越しいただく」という形を用います。
ようこそ当地へお越しくださいました。
ご多忙の中をお越しいただきまして誠にありがとうございます。
「お運びくださる」「お運びいただく」に置きかえることもできます。
ようこそ当地へお運びくださいました。
ご多忙の中をお運びいただきまして誠にありがとうございます。
「お越しの(名詞)」という形も尊敬語として用いられます。
近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
お車でお越しの方は許可証をお受け取りください。
「お越しになる」の類似表現
- 行かれる・来られる
- いらっしゃる〔=「行く・来る・いる」の尊敬語〕
- おいでになる〔=「行く・来る・いる」の尊敬語〕
- お運びくださる・お運びいただく