「静まる」と「鎮まる」の意味の違い
【静まる】静かになる、心が落ち着く
【鎮まる】混乱・痛みなどが落ち着く
「静まる」も「鎮まる」も、ともに「しずまる」と読む異字同訓の語です。
「静まる」は、動きがなくなって落ち着くことを広く意味します。物音がしなくなったり、心が落ち着いたりする場合には、「静まる」を用います。
「鎮まる」は、押さえつけられて落ち着くことを意味します。混乱や痛みなどが落ち着く場合には、「鎮まる」を用います。
また、神がそこにとどまる、まつられているという意味もあります。鎮座(ちんざ)。
「静まる」の使用例
- 嵐(あらし)が静まる/波が静まる
- 心が静まる
- 場内が静まり返る
- 寝静まる
「鎮まる」の使用例
- 内乱が鎮まる
- 火災が鎮まる
- 頭痛が鎮まる
- 神が鎮まる社(やしろ)