「止まる」「留まる」「泊まる」の意味の違い
【止まる】動かなくなる、そこで終わる
【留まる】移動しないでそこにいる、印象が残る
【泊まる】宿泊する、停泊する
「止まる」「留まる」「泊まる」は、いずれも「とまる」と読む異字同訓の語です。
「止まる」は、動いていたものが動かなくなる、あるいは、続いていたものがそこで終わるという意味です。
なお、一時的に動かなくなるにすぎない場合には、「停まる」と書くこともできます。
「留まる」は、しばらく移動しないでその場所にいるという意味です。離れない状態で固定される、印象が離れずに残るという意味を表すこともあります。
「泊まる」は、自宅以外の場所で夜を過ごす(宿泊)という意味です。船が港にいる(停泊)という意味もあります。
「止まる」の使用例
- 時計(機械)が止まる
- バスが止まる(停まる)
- 交通が止まる
- 出血が止まる
- 電気(ガス・水道)が止まる
- 笑いが止まらない
- 止り木(とまりぎ)
「留まる」の使用例
- スズメが木の枝に留まる(止まる)
- ネジが留まらない
- 心に留まる
- 目に留まる
- 目にも留まらぬ(めにもとまらぬ)〔=非常に速い〕
- お高く留まる(おたかくとまる)〔=偉ぶって人を見下した態度をとる〕
「泊まる」の使用例
- ホテルに泊まる
- 船が港に泊まる