「打つ」「撃つ」「討つ」の意味の違い
【打つ】強く当てる・たたく、行う
【撃つ】射撃する
【討つ】攻め滅ぼす
「打つ」「撃つ」「討つ」は、いずれも「うつ」と読む異字同訓の語です。
「打つ」は、何かを他の物に強く当てる、叩くという意味です。それ以外にも、さまざまな行為を表すときに「打つ」が多く使われます。
なお、注射を刺すときには「射つ」、リズムよく動くときには「拍つ」を用いることもできます。
「撃つ」は、鉄砲などで弾丸を発射するという意味です。
「討つ」は、相手を攻撃して殺す、攻め滅ぼすという意味です。大きな争いの場合には、「伐つ」を用いることもできます。
「打つ」の使用例
- 釘を打つ
- 頭を打つ
- 太鼓を打つ
- 刀を打つ
- 電報を打つ
- 水を打つ
- 碁を打つ
- パチンコを打つ
- 読点を打つ
- 芝居を打つ
- 心を打つ
- 手を打つ
- 注射を打つ(射つ)
- 波(脈)を打つ(拍つ)
「撃つ」の使用例
- 拳銃を撃つ
- 獲物を撃つ
- 敵機を撃ち落とす
- 迎え撃つ
- 試し撃ち
「討つ」の使用例
- 敵を討つ
- あだを討つ
- 討ち入り
- 闇討ち(やみうち)
- 大将を討ち取る
- 賊を討つ(伐つ)