「込む」と「混む」の意味の違い
【込む】中に入る・入れる、重なる
【混む】混雑する
「込む」と「混む」は、ともに「こむ」と読む異字同訓の語です。
「込む」は、何かが中に入る・入れるというのが基本的な意味です。そこから、ある状態になる、その状態に入りきるという意味をも表します。
また、たくさん重なるという意味や、複雑である・入(い)り組むという意味で用いられることもあります。
「混む」は、人や物が混雑するという意味です。たくさん重なるという意味で、「込む」を用いることもできます。
「込む」の使用例
《中に入る・入れる》
- 上がり込む/入り込む
 - 取り込む/詰め込む
 - 振り込む
 
《ある状態になる》
- 冷え込む
 - 信じ込む/思い込む
 - 座り込む/黙り込む
 - 教え込む/覚え込む
 
《重なる・入り組む》
- 負けが込む
 - 日程が込む
 - 用事が立て込む
 - 手の込んだ細工
 - 込み入った事情
 
「混む」の使用例
- 道路が混む(込む)
 - 電車が混み(込み)合う
 - 人混み(込み)
 

