「思う」と「想う」の意味の違い
【思う】考えたり感じたりする
【想う】心に浮かべる、心がひかれる
「思う」と「想う」とは、どちらも「おもう」と読む異字同訓の語です。
一般には、「思う」を用いますが、情感を込めるときには「想う」を用いることもできます。
「思う」は、何かを考えたり感じたりするような精神活動を広く意味することばです。
「想う」は、物事を心に浮かべる(具体的にイメージする)ことや、そのものに心が惹(ひ)かれる・慕(した)うという意味を表します。
「思う」の使用例
- 大丈夫だと思う
- 不満に思う
- やろうと思う〔=決心する〕
- 痛いと思う〔=感じる〕
- 子の将来を思う〔=心配する〕
- 思い切る
- 思い込む
- 思いやる
- 思い通り
- 思いも寄らない
- 思いの外
- 思い出(想い出)
「想う」の使用例
- 自分の将来を想う
- 昔を想う
- 子が親を想う
- 想い(思い)浮かべる