「炊く」と「焚く」の意味の違い
【炊く】米を煮る
【焚く】燃料を燃やす
「炊く」と「焚く」は、どちらも「たく」と読む異字同訓の語です。
「炊く」は、米などの穀物を水につけた状態で煮てたべられる状態にすることを意味します。また、西日本の方言では、「煮る」を意味します。
「焚く」は、燃料となる物を燃やすという意味です。火を用いる道具に火を付けて利用するという意味で使用されることもあります。
香をくゆらせる(煙を立ちのぼらせる)意味で「焚く」と書くこともできますが、この意味では「炷・薫」などの字を用いることもできます。
「炊く」の使用例
- 米(赤飯)を炊く
- 大根を炊く〔=煮る〕
- 煮炊き
「焚く」の使用例
- 火を焚く
- 落ち葉(石炭)を焚く
- ストーブを焚く〔=火を入れる〕
- 風呂を焚く〔=沸かす〕
- 焚き火
- 香を焚く(炷く・薫く)