「作る」「造る」「創る」の意味の違い
【作る】素朴な方法でこしらえる
【造る】大がかりな方法でこしらえる
【創る】新しいものを生み出す
「作る」「造る」「創る」は、いずれも「つくる」と読む異字同訓の語です。
「作る」は、素朴で人間的な方法によって何かをこしらえる、生み出すという意味です。形の有る物だけでなく、形の無い・抽象的な物事に対しても用います。
「造る」は、大がかりな、あるいは組織的な方法によって何かをこしらえるという意味です。形の有る物をつくる場合に用います。「醸造する」という意味もあります。
「創る」は、新しいもの、独創性のあるものを生み出すという意味です。一般に「作る」と言い換えることもできますが、独創性を強調するときには「創る」を用います。創作。
「作る」の使用例
- コメを作る/料理を作る
- 子どもを作る
- 書類を作る
- 歌(詩)を作る
- 動画(映画)を作る
- 規則(前例)を作る
- 会社(組織)を作る
- 機会(チャンス)を作る
- 新記録を作る
- 笑顔を作る
- 作り話
- 若作り
「造る」の使用例
- 船を造る
- 建物を造る
- 公園(道路)を造る
- 工場で製品を造る
- 人材を造る
- 酒(みそ)を造る
- 合掌造り(がっしょうづくり)
「創る」の使用例
- 新商品を創る(作る)
- 新たな時代を創る(作る)
- 流行を創り(作り)出す