「お茶を濁す」の意味
お茶を濁す(おちゃをにごす)
意味:その場をうまく取り繕う
いい加減なことを言ったり適当にごまかしたりしてその場をうまく取り繕うことを意味する慣用句です。
この言葉の由来には諸説あり、一説によると、茶道の心得のない者がいいかげんなやり方で茶を点(た)てて、それらしく見えるように取り繕ったことに由来しているとされます。
また、別の説では、昔、茶は大変貴重なものであって、茶を差し出せば相手を丸め込むことができて急場をしのぐことができたことに由来するとされます。
「茶を濁す」とも言います。
「お茶を濁す」の使用例
・取引先に「検討します」と言ってお茶を濁された。
・笑顔であいさつだけしてお茶を濁した。
「お茶を濁す」の類似表現
- 言を左右にする(げんをさゆうにする)
- 煙に巻く(けむにまく)