「油を売る」の意味
油を売る(あぶらをうる)は、用事の途中で無駄話などをしてなまける、という意味の慣用句です。
この慣用句は、一説によれば、江戸時代、髪の油の量り売りには時間がかかったので、その間に商人が客とおしゃべりをするなどしたことに由来するとされます。
また、他の説では、油売りの商人が忙しくなる夕方の時間帯までおしゃべりなどして時間を潰していたからだとされます。
いずれの説にせよ、この慣用句は、なすべき用事の途中で無駄話など無関係なことをして時間を潰したり休んで怠けたりすることを表すときに使われます。
「油を売る」の使用例
・「おつかいを頼んだが、どこかで油を売っていてまだ帰ってこない。」
「油を売る」の類似表現
- 道草を食う(みちくさをくう)