「手薬練引く」の意味
手薬練引く(てぐすねひく)は、十分用意して待ちかまえる、という意味の慣用句です。
「くすね(薬練/薬煉)」というのは、松脂(まつやに)を油で煮て練ったもので、弓弦(ゆみづる)などの補強剤として使われたものです。
また、合戦などで弓を使うときには、「くすね」を弓手(ゆんで)に塗りました。
そこから、「手薬練引く」が、準備万端の状態にして機会が来るのを待つことのたとえとして使われるようになりました。
「手薬練引く」の使用例
・「獲物が罠にかかるのを手ぐすね引いて待つ。」
「手薬練引く」の類似表現
- 準備万端(じゅんびばんたん)
- 臨戦態勢(りんせんたいせい)
- 虎視眈眈(こしたんたん)